Radiohead

レディオヘッド

バイオグラフィー

レディオヘッドは1985年に結成されたイギリスのロックバンドである。作曲とボーカルを担当するトム・ヨークを中心とした5人組。これまでに世界累計3000万枚以上のアルバムセールスを記録しており、一般ファン層とコアな批評家の双方から絶大な評価を得ている稀有なバンドである。ローリング・ストーン誌による「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」で第73位に選出される。またトム・ヨークが「歴史上偉大な100人のシンガー」に選ばれ、さらにジョニー・グリーンウッドとエド・オブライエンの2人が「歴史上の偉大な100人のギタリスト」にランクインするなど、個々のメンバーの実力も突出している。ローリング・ストーン誌による「2000年代を代表するアーティスト」ではグリーン・デイに次ぐ2位に選ばれている。1992年のデビューシングル「Creep」がUKチャートで最高7位に入るスマッシュヒットとなり、その後ロングセールスを続けて世界中でヒットする。その後デビューアルバム「Pablo Honey」もミリオンヒットとなる。着実に知名度を上げ、1995年には2ndアルバム「The Bends」をリリースし、UKアルバムチャートで4位となるなど前作を上回るヒットとなり、その人気をより確固たるものとした。そして1997年に3rdアルバム「OK Computer」では初のUKチャート1位を獲得するなどバンド最大のヒットとなり、世界中にレディオヘッドの名を轟かせた。OK Computerは今でも1990年代を代表する名アルバムの一つに数えられている。イギリスを代表する人気バンドになって以降も、2000年の「Kid A」と2001年の「Amnesiac」では、エレクトロニックやクラウトロック、ジャズなどの新たな要素を実験的に取り入れてその音楽性を大幅に進化させ、2003年の「Hail to the Thief」ではピアノとギターロックと電子音楽を融合させたサウンドに戦争をテーマにした歌詞をのせるという新たな試みに挑戦するなど、常に変化を続けている。またHail to the Thiefを最後のアルバムとしてEMIレコードから離脱することになり、2006年のトム・ヨークのソロデビューなどを経て、2007年のアルバム「In Rainbows」は自主販売することになる。In Rainbowsはデジタルダウンロードコンテンツとして、購入者自身が購入価格を決めるという珍しい販売形態に挑戦して話題となり、商業的な成功を収める。3作目のOK Computerから5作連続でのUkチャート首位獲得も達成した。インディーリリースとなった2011年のアルバム「The King of Limbs」は、UK連続1位は途絶えてしまうものの、世界の主要国チャート全てでトップ10入りするという変わらぬ人気を見せた。

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