808s & Heartbreak

808's & ハートブレイク

808s & Heartbreak（808's & ハートブレイク）は2008年11月24日に発売されたアメリカ合衆国のヒップホップアーティスト、Kanye West（カニエ・ウェスト）の4枚目のスタジオ・アルバム。 歌詞・ヴォーカル・プロダクションなどあらゆる面で、過去のカニエ作品から脱却しようと試みた作品であり、楽曲のテーマは恋愛や失恋、孤独など今までになかった分野を取り上げ、これまでのようなラップによるヴォーカルではなく、カニエが主に歌っている点も非常に珍しい。 またサウンド面ではエレクトロポップが中心となっており、オートチューンによる音声補正の使用など、従来のヒップホップの音作りでは考えられなかったような方法がとられており、ヒップホップジャンル全体に大きな影響を与えた作品である。 大きく路線変更したアルバムにもかかわらず、初週45万枚のセールスを記録し、ビルボードアルバムチャートで3作連続となる初登場1位獲得、全米だけで170万枚のミリオンヒットとなった。 タイトルにある808sとは、このアルバムで主に使用しているローランド社のRoland TR-808というドラム打ち込みマシーンのことである。