Cryptic Writings

クリプティック・ライティングス

Cryptic Writings（クリプティック・ライティングス）は、1997年6月17日にキャピトル・レコードから発売されたアメリカ合衆国のスラッシュメタルバンド、Megadeth（メガデス）の7枚目のスタジオアルバム。 ドラマーのNick Menza（ニック・メンザ）が今作を最後に脱退したために、1990年の「Rust in Peace」から4作続いていた最盛期の4人のメンバーが揃った最後の作品となった。これまでよりも幅広いファンを獲得する目的で、新たにプロデューサーとしてカントリー音楽を専門とするDann Huff（ダン・ハフ）を迎え、フロントマンのDave Mustaine（デイヴ・ムステイン）と2人でアルバム制作が行われた。 ビルボードアルバムチャートで最高10位を記録しアルバム3作連続でのトップ10入り。アメリカ国内での6作連続のミリオンヒットも達成した。日本でも最高7位に入り、1992年の「Countdown to Extinction（破滅へのカウントダウン）」以来となる2度目のトップ10入りを果たした。 シングル曲としては、ビルボードのロックチャートで過去最高の5位を記録した「Trust」と同8位の「Almost Honest」という2曲がヒットした。また「Trust」は第40回グラミー賞でメガデスにとって通算7度目となる「最優秀メタルパフォーマンス賞」へのノミネートを達成した。