Kingdom Come

キングダム・カム

Kingdom Come（キングダム・カム）は2006年11月21日に発売されたアメリカ合衆国のラッパー、Jay-Z（ジェイ・Z）の9枚目のスタジオ・アルバム。 前作「The Black Album（ザ・ブラック・アルバム）」から約3年ぶりの新作だが、前作を最後に引退を表明していたために、一般的には「復帰作」とされる。 これまでのJay-Zの作品の中では最高の初動売上となる、初週68万枚というセールスを記録し、ビルボードアルバムチャートでは7作連続となる1位を獲得、米国内で150万枚というミリオンヒットを達成した。 第50回グラミー賞では「最優秀ラップアルバム賞」にノミネートされたが、惜しくも盟友Kanye West（カニエ・ウェスト）の「Graduation」に敗れて受賞は逃した。 批評家からの評価も高くセールスも好調だったが、Jay-Zには不満に思う点があったらしく、自身のアルバムの中でも最悪の出来だったと語っている。