Stankonia

スタンコニ−ヤ

Stankonia（スタンコニーヤ）は2000年8月31日にラフェイス・レコードから発売されたアメリカのヒップホップデュオ、OutKast（アウトキャスト）の4枚目のスタジオ・アルバム。 タイトルの「Stankonia」はアウトキャストが購入したアトランタのレコーディングスタジオの名称から取られており、このスタジオによって2人は時間の際限なく実験的な音楽を作る環境を得た。 これまでの作品同様、プロダクション・チームのOrganized Noize（オーガナイズド・ノイズ）が制作プロデュースを行い、ドラムンベース、ゴスペル、ロック、サルサ、ファンク、サイケデリアなど多種多様な音楽の要素を取り入れた作品に仕上がっている。 アウトキャストにとって初の全米No1シングル「Ms. Jackson」を収録しており、発売初週にキャリア最高となる53万枚のセールスを記録してビルボードアルバムチャートで最高2位を獲得、アメリカ国内で400万枚を販売する大ヒットとなった。またUKチャートでは初のチャートインとなる10位に入った。 第44回グラミー賞で「アルバム・オブ・ザ・イヤー」「レコード・オブ・ザ・イヤー」など5部門にノミネートされ、「最優秀ラップアルバム賞」と「Ms. Jackson」による「最優秀ラップパフォーマンス賞」の2冠に輝き、見事にグラミー初戴冠を果たした。 ローリング・ストーン誌による「音楽史上の偉大な500のアルバム」では359位に選ばれ、レビューサイトのMetacritic（メタクリティック）では100点満点中95点というハイスコアを記録した。