All That You Can't Leave Behind

オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド

All That You Can't Leave Behind（オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド）は、2000年10月30日に発売されたアイルランドのロックバンド、U2の10枚目のスタジオアルバム。 U2の大ヒットアルバムを何枚も手掛けてきたBrian Eno（ブライアン・イーノ）とDaniel Lanois（ダニエル・ラノワ）のコンビが、1991年の「Achtung Baby」以来9年ぶりにプロデューサーを務めており、「世界一のバンドの座を取り戻す」という意気込みの元で、オルタナティヴ・ロックやEDMといった要素を取り入れた実験的なサウンドを追求していた「Zooropa」「Pop」に比べ、王道とも言えるロック/ポップの作品に仕上がっている。 UKシングル1位の「Beautiful Day」など、シングルチャートでトップ5入りしたシングルを4曲収録しており、UKアルバムチャートでは3作連続となる1位、USでは発売初週に42万枚を売り上げ、ビルボードで最高3位を記録、アメリカ国内だけで440万枚以上を販売した。その他、世界32ヶ国の音楽チャートで1位を獲得するなど世界で1200万枚という圧倒的な販売数を記録し、「Achtung Baby」以来となる1000万枚超えセールスを達成した。 第43回～45回のグラミー賞において合計12部門にノミネートされ、「最優秀ロックアルバム賞」、「Beautiful Day」による「レコード・オブ・ザ・イヤー（2001年）」など3部門、「Walk On」による「レコード・オブ・ザ・イヤー（2002年）」、「Elevation」「Stuck in a Moment You Can't Get Out Of」のソングパフォーマンス各賞など、合計7冠に輝いた。 2012年のローリング・ストーン誌による「音楽史上の偉大な500のアルバム」では280位に選ばれた。