Back to Black

バック・トゥ・ブラック

Back to Black（バック・トゥ・ブラック）は2006年10月27日にアイランド・レコードから発売されたイギリスの女性シンガー、Amy Winehouse（エイミー・ワインハウス）の2枚目の、そして最後のスタジオ・アルバム。 プロデューサーには、デビュー作の「Frank」でも参加したSalaam Remi（サーラム・レミ）に加えて、新たにMark Ronson（マーク・ロンソン）が起用されている。 UKシングル7位でビルボードでもトップ10入りしたリードシングル「Rehab」やUKシングル8位に入りアルバムのタイトルにもなっている「Back to Black」などのヒット曲を含む5曲のシングルが収録されており、UKアルバムチャートで初の1位を獲得するなど、イギリス国内で21世紀以降では当時の最高記録となる350万枚という驚異的なセールスを記録した。 また全米ビルボードでも過去最高の2位に入るなど、アメリカだけで230万枚を売り上げ、これまでに全世界で2000万枚以上のセールスを記録している。 第50回グラミー賞では「最優秀新人賞」「最優秀ポップヴォーカルアルバム賞」、「Rehab」による「レコード・オブ・ザ・イヤー」など3部門の合わせて5冠に輝いたが、唯一「アルバム・オブ・ザ・イヤー」ではHerbie Hancock（ハービー・ハンコック）の「River: The Joni Letters」に敗れ受賞を逃した。 2007年のブリット・アワードでは、2度目の「最優秀女性ソロアーティスト賞」を受賞し、「最優秀アルバム賞」にもノミネートされた。 また「Rehab」と「Love Is a Losing Game」はアイヴァー・ノヴェロ賞でもソング部門で受賞を果たした。 ローリング・ストーン誌による「音楽史上の偉大な500のアルバム」の2012年版では451位に選出された。