Hail to the Thief
ヘイル・トゥ・ザ・シーフ
Radiohead (レディオヘッド)
Hail to the Thief(ヘイル・トゥ・ザ・シーフ)は2003年6月9日に発売されたイギリスのオルタナティヴロックバンド、Radiohead(レディオヘッド)の6枚目のスタジオ・アルバムで、パーロフォンからリリースされた最後のアルバム。
プロデュース作業はNigel Godrich(ナイジェル・ゴッドリッチ)とレディオヘッドのメンバー自身で行っており、「Kid A」「Amnesiac」の2作で見られたエレクトロニックとジャズが融合した音楽ではなく、初期の作品で見られたようなギターロックが主体の作風に戻っているが、ドラム・マシーンとシンセサイザーの多用など、エレクトロニックの要素はしっかりと引き継がれている。
全ての曲に副題が付けられているのが特徴的である。
UKシングル4位のリードシングル「There There」など3曲のシングルを収録しており、UKアルバムチャートでは4作連続となる1位を獲得し、アメリカのビルボードでは最高3位、日本のオリコンチャートでは2位に入った。
第46回グラミー賞で「最優秀オルタナティヴアルバム賞」にノミネートされたが、受賞したのはThe White Stripes(ザ・ホワイト・ストライプス)の「 Elephant」だった。また「There There」がレディオヘッドの単一楽曲としては初めて「最優秀ロックヴォーカルパフォーマンス賞」にノミネートされた。
ローリング・ストーン誌のレビューでは、2000年代に発売された全アルバムの中で第89位にランクされている。
Hail to the Thief (ヘイル・トゥ・ザ・シーフ) の全曲フル視聴動画