In Rainbows

イン・レインボウズ

In Rainbows（イン・レインボウズ）はイギリスのオルタナティヴロックバンド、Radiohead（レディオヘッド）の7枚目のスタジオ・アルバム。 EMIとの契約終了後初となるアルバムで、2007年10月10日に自主制作盤として発売された。 インターネット上のダウンロードによって先行販売され、PWYW（Pay What You Want）という購入したユーザーが支払う金額を決めるという方式（日本で言う投げ銭）を採用した。その後CDも2007年末に発売された。 プロデュースはこれまで通り、Nigel Godrich（ナイジェル・ゴッドリッチ）とレディオヘッドのメンバーで行われ、ヨーロッパ/北米ツアーと並行する形で、およそ2年間の制作期間を経て完成した。 多彩な楽器を使用していることが特徴で、エレクトロニックや弦楽器だけではなく、ピアノ、チェレスタ、オンド・マルトノなども使われている。 UKアルバムチャートでは5作連続の1位を獲得、さらにビルボードでも1位となり、「Kid A」以来となるUS/UKの両チャートでの1位を達成した。 第51回グラミー賞において、2001年の「Kid A」以来となる「最優秀オルタナティヴアルバム賞」を受賞し、同賞で通算3度目の栄冠に輝いたが、「アルバム・オブ・ザ・イヤー」ではRobert Plant & Alison Kraussの「Raising Sand」に敗れ、またしても受賞は逃した。また「House of Cards」が「最優秀ロックソング賞」など3部門にノミネートされた。 2009年ブリット・アワードでは、2002年の「Kid A」以来7年ぶりに「最優秀アルバム賞」にノミネートされた。