The Final Cut

ファイナル・カット

The Final Cut（ファイナル・カット）は1983年3月21日にハーヴェスト・レコードから発売されたイギリスのプログレッシヴロックバンド、Pink Floyd（ピンク・フロイド）の3年半ぶり12枚目のスタジオアルバム。 「A Requiem For The Post-War Dream by Roger Waters」という副題が表記される場合もある。 長らくバンドの中心的存在だったRoger Waters（ロジャー・ウォーターズ）が参加した最後のアルバムであり、またロジャーとの確執により脱退したRichard Wright（リチャード・ライト）が参加していない唯一の作品でもある。 イギリスとアルゼンチンの間の領土を巡って起こったフォークランド紛争をテーマとした作品で、収録されている全ての曲をロジャーが作曲しており、David Gilmour（デヴィッド・ギルモア）が一部で歌っている「Not Now John」の1曲を除く全ての曲でロジャーがヴォーカルも担当している。 1975年の「Wish You Were Here（炎～あなたがここにいてほしい）」以来8年ぶりにUKアルバムチャートで1位を獲得、またUSビルボードでは最高6位、アメリカ国内で200万枚のセールスを達成した。