The Piper at the Gates of Dawn

夜明けの口笛吹き

The Piper at the Gates of Dawn（夜明けの口笛吹き）は、1967年8月5日にEMIコロムビアから発売されたイギリスのロックバンド、Pink Floyd（ピンク・フロイド）のデビューアルバム。 アルバムのタイトルはスコットランドの小説家、Kenneth Grahame（ケネス・グレアム）作の児童書「The Wind in the Willows（たのしい川べ）」の第7賞のタイトルから取られている。 The Beatles（ビートルズ）の作品を手掛けたことで知られるNorman Smith（ノーマン・スミス）がプロデューサーを務めており、プログレッシヴ・ロックの作風が代名詞であるピンク・フロイドだが、初期の今作は完全なサイケデリック・ロックの作品となっている。 収録曲の多くはSyd Barrett（シド・バレット）が作ったものであり、シドが中心となって制作された唯一のアルバムである。 UKアルバムチャートでは最高6位に入り、全米ビルボードでは131位ながら初のチャートインを果たした。 ローリング・ストーン誌による「音楽史上の偉大な500のアルバム」では347位に選ばれ、またQマガジンによる「歴代UKアルバムベスト100」では55位に選出された。 アメリカ版のみ、UKシングル6位に入った「See Emily Play」を収録している。